れおの来恩(らいおん)ブログ

占い師が日常で感じたことや、素敵な恩恵が巡って来るように開運に役立つことをまとめたブログです。

築土神社でコロナと無縁に

 

こんにちは。

 

2月17日は祈年(きねん)祭でした。

 

五穀豊穣を願うお祭りの事で毎年同日に行われます。

 

食べる事が好きなので食の繋がりが途切れない様、こちらの神社に祈願に行きました。

 

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千代田区築土(つくど)神社

■■■【歴史】■■■

 

平安時代(940年)に建てられたこの神社。

 

日本三大怨霊の一人、平将門(たいらまさかど)伝説を象徴する神社です。

 

徳川家康が勝運祈願をし江戸幕府を開いて以来、代々将軍が参拝を続けた神社とされています。

 

■■■【御祀神と御神徳】■■■

 

築土神社に祀られる神様は三柱。

 

瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)…天照大御神の孫。
┗五穀豊穣・国家安泰・家内安全・厄除け・富貴栄達

菅原道真(すがわらみちざね)…日本三大怨霊の一人。学問の神様
┗学業成就・豊作祈願・至誠・安産・子宝・立身出世

平将門(たいらまさかど)…日本三大怨霊の一人。勝負の神様
┗勝負運・学業成就・首から上の病気平癒

 

興味深い事に三大怨霊とされるうちの二柱が祀られている神社。

 

一説にはこの二人はとても似た生き方をしたことから、生まれ変わりという説もあるそうです。

 

■■■【参拝理由】■■■

 

コロナウィルスの不安もあり、無病息災のご利益を探していたのですが、丁度祈年祭と言う事もありぴたりと当てはまるこちらに参拝を決めました。

 

平将門公は亡くなった際、首が江戸に飛んできたと伝わります。

 

伝説にあやかったのか首より上の病気に霊験あらかたとされます。

 

■■■【祈年祭とは】■■■

 

祈年祭は五穀豊穣を願うお祭り。

 

五穀は米、麦、粟、黍または稗、豆の5種類の穀物を指します。

 

祈年祭は稲の種まき、田を耕す季節の初めに行うので最も重要な祈願祭とされていました。

 

豊かさの象徴として古代から人々は神様に「五穀豊穣」つまりは「豊作」を祈りました。

 

祈る対象は万物万能の神、天照大御神です。

 

日本書紀には稲作の始まりは天孫邇邇芸命ニニギノミコト)が地上に降りる際に稲を持たせたとされています。

 

日本人が食べて生きていくべきもの」と言ったそうですよ^^

 

古代の人々は神様の恵みを大事に育て主食として生きていたというわけです。

 

本来は天照大御神を祀る場所に参拝に行くのが良いのですが…

 

今回は稲を地上に運んでくださった瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)に感謝をしたくなったのです^^

 

■■■【見どころ】■■■

 

築土神社の背景にあるのは平将門〝怨霊の歴史〟です。

 

本来であれば無くなる可能性が高い神社でした。

 

築土神社のHPによれば940年6月、京都に晒された将門公の首を首桶に入れて持ち帰り、〝津久戸明神〟として祀ったのが始まりとされています。

 

戦国時代には江戸城入城前に徳川家康が勝負祈願に訪れ、やがては関ヶ原で勝利し江戸幕府を開きました。

 

以降は代々の将軍が徳川家の安泰を祈ったとされますが、一説には江戸城を守る結界に関わる起点でもあり、代々の参拝を決められていたのだとか。

 

しかし明治の世になると歴史上で天皇に盾ついた反逆者、将門公を主祭神として祀るのは存続に関わります。

 

そこで祀られていた三柱のうちの天孫瓊瓊杵尊主祭神にすげ替えて廃社を免れたというわけです。

 

ちなみに神社には将門の首桶が第二次世界大戦の空襲で本殿が全焼するまで残されていました。

 

そして1708年の書物には死後770年経ても将門の首は朽ちることなく桶の中に納められていたとか…。


ご興味のある方は築土神社のHPをご覧になってみてはいかがでしょうか。

 

さて、話を現代に戻します。

 

正面鳥居の頭上に巨大な剣があるんです。

 

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これは「武道の神様」である平将門公の御威光にあやかったもので長さは5メートルほどあります。

 

神社の本殿としては奇異な形ですが見ごたえがありますね。

 

また境内の狛犬は区内最古の狛犬なのだとか。

 

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可愛いですよね^^

 

■■■【参拝を通して感じた事】■■■

 

近くには靖国神社があり、九段下駅付近にはやはり結界が?と思うくらい空気が澄んでいて静かなんですよね。

 

築土神社も境内の中はひんやりと、シーンとしていました。

 

手水舎の水が流れる音だけが反響して聞こえる空間。

 

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音も小さいのにそれが響くって凄い事です。

 

形態としては以前参拝した虎ノ門金刀比羅宮と同じくビル中にある神社なのに、比べると〝静と動〟とも取れる正反対の空気が漂っていました。

 

落ち着いた気持ちで神様と対話を試みたいと思う方にはぴったりの場所かと。

 

■■■【頂いたメッセージ】■■■

 

祈年祭のお祝いを伝えると共にコロナにからない様に、これ以上は世界に蔓延しないよう、また罹患した方たちの回復など祈願をしたのですが、両端から挟み込むように風が吹いてきました。

 

そこから興味深かったのは横からあたってきた風がおなかを通過するわけではなく口元を通ったと言う事。

 

初心と言う訳ではありませんが、自衛をするにあたって気を抜いてはいけない場所を意識しろと言っているようなメッセージを頂きました。

 

と言うのもマスクをしていない状態で参拝していたので基礎を忘れるなと伝えて下さったのでしょう。

 

■■■【末社と見どころ】■■■

 

拝殿の横に世継稲荷と呼ばれる稲荷神社があります。

 

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この世継と言う名前を命名したのは徳川家康の息子である秀忠(二代将軍)と伝わります。

 

境内にあった橙(ダイダイ)の木を見て「代々、子孫が栄える神社」と讃えたのだとか。

 

この橙の木は今でも残り、現在でも子宝祈願などで厚い崇敬を受けています。

 

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狐さんも可愛いです

 

■■■【御朱印】■■■

 

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祈年祭限定と言う訳でもなく通常の御朱印となります。

 

書き置きでの頒布です。お守りも沢山あります^^

 

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コロナの勢いが凄まじい状況ですからうがい手洗いなどに気を付けましょう。

 

やはりそれでも心配だと言う場合は神社に行って神頼みと言うのもありだと思います。

 

細かく見ていけば築土神社の様に首からの上に霊験あらかたとされる場所も多くありますので気になるならば訪れてみても良いでしょう^^

 

近くにない、けれど今の状況的に無縁でありたいと思う場合は是非ご連絡頂ければと思います^^

 

気休めかもしれませんが祈ったと言う行いは神様は見ておりますので手を差し伸べて下さるかもしれません。

 

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