こんにちは。
外出自粛、なかなか辛いですね。全国にも緊急事態宣言が出されて多くの方が息苦しい日々を過ごしていることと思います。
私自身家での仕事ですから特に日常とは変わらないのですが、やはり息苦しさは感じます。
神社に行きたいという気持ちもありますが我慢の時ですからね。
今回は先日宣言が出される前に行ってきた場所があったのでそれを纏めようと思います^^
■■■【歴史】■■■
1588年 豊臣秀吉のもと、京都で左近衛大将・左馬寮御監という役職に就いた徳川家康は大阪佃の地にあった住吉神社に参詣しました。
近隣の漁民は家康と縁が出来たことを喜び白魚などを献上し、家康から多くの用を受けるようになったとされます。
その後、1590年に徳川家康が関東江戸の領地をもらい受けた時には、佃に住んでいた漁夫(33人)と神職の平岡権大夫好次がともに江戸に移住しました。
1645年には幕府から四方の干潟を与えられ、埋め立て地に「佃島」という地名をつけ、永住しました。
その地に大阪の神様である住吉神社を勧請したのが始まりとされます。
■■■【御祀神と御神徳】■■■
住吉神社の御祀神は五柱
《住吉三神》
底筒男命(そこつつのおのみこと)
中筒男命(なかつつのおのみこと)
表筒男命(うわつつのおのみこと)
・息長足姫命(おきながたらしひめのみこと)/神功皇后
・東照御親命(おずまてるみおやのみこと)/徳川家康
┗病気平療、困難克服、開運招福
■■■【住吉信仰とは】■■■
神功皇后が祀られる理由は、住吉三神を信仰しており深い繋がりを持つ。
この神社の前身となる田蓑神社に参拝したという伝承によるものです。
■■■【参拝理由】■■■
コロナ収束を願い自身で行ける範囲で病気や厄除けに霊験あらかたな神社を探していました。
こちらが当てはまったので行ってまいりました。
■■■【参拝を通して感じた事】■■■
もんじゃ焼きで有名な場所ですね。
埋め立て地という事で周囲を隅田川に囲まれているわけなのですが…。
駅を降りて地上に出ると良い潮の匂いがスーッと鼻に入って来ました。
住吉神社に近づくにつれてその匂いがより強くなり境内に入るとなんというんでしょう。
じっとりとした空気感が漂っていました。
ただ悪いエネルギーが充満しているわけではなく、暖かさを含んだしっとりとした感じ。
下町特有の人情味とも言える暖かさが地域全体を通して感じた感覚でした。
この地は当初30人前後の少ない人々によって発展して来た土地。
全員の団結なくては島の発展は望めなかったのでしょう。今となってはもんじゃの街とも呼ばれるほど経済的にも知名度が高くなった。
そこまでの苦労は先人の努力なくして生まれなかったものです。
その方達の功績を絶対に忘れないという想い。
地域の絆を途絶えさせまいとする暖かさが境内に建てられている1つ1つから感じられました。
その象徴では無いでしょうが、手水舎が豪華で驚きました。
獅子の彫刻に素直にかっこいいと言ってしまいました。
また今となっては見ることができない二宮金次郎像もあって懐かしい気持ちになりました。
狛犬もしっかりと目が彫られている子連れ型。子供もしっかりとしていて肝っ玉母ちゃんみたいな雰囲気を感じました笑
漁業が盛んな場所ゆえに男達も豪快な方が多かったはず。その豪快さにおしとやかさではなくしっかりと支える強さを表現しているのかなと感じました^^
これは鰹塚(かつおづか)。
鰹の大漁祈願と慰霊のために立てられたのだとか。関東では栄養価が高い、母乳を出すために「鯉こく」をいまでもいただきます。5月末にも祭典が行われるそうです。
神殿はどっしりとした木造造り。歴史を感じさせ、水辺に立つ神聖な社と考えると木造が映えるなと感じますね。
また鳥居に備えられている扁額は陶器でできているというとても特徴的なもの。
歌舞伎ではありませんが派手さも兼ね備え、文化的な歴史も感じられる場所だと思いましたよ。
■■■【末社と見どころ】■■■
今回訪れた理由としてコロナ収束祈願をするため。
漁業の発展に霊験あらかたな場所でもあり、ここには発展を中途半端なものではなく確実にする全ての要素が詰まった神社となっています。
こちらは龍神社。
御祭神は三柱
・龍姫大神(たつひめのおおかみ)(豊玉姫神)
・於迦美大神(おがみのおおかみ)
・竜王弁財天
御神徳は病気平癒・開運出世・商売繁盛・諸芸上達です。
次に神殿の隣に置かれる入船稲荷神社
宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)であり神徳は五穀豊穣・産業発展
隣には神輿が飾られています。
こちらは船魂神社
船体安全・大漁満足・航海安全を願うものであり、漁師達の魂に向けて作られたものです。
今回一番私が目玉と思っている場所。
疱瘡神社(ほうそうじんじゃ)
疫神社(えきじんじゃ)
祭神は二柱
素戔嗚命(すさのおのみこと)
疫神(えきじん)
神徳は麻疹(流行病・疫病)退散という病気を避けるものであり、流行病という事でコロナにも効果的だと思い祈願に行ってまいりました。小さいとあれどやはり大事にする気持ちが大事だと思います^^
■■■【頂いたメッセージ】■■■
海の神様ということもありこれまでの神様とはアピールの仕方がことなったのが興味深かったですね。
やはり神様も世間の空気を感じているのでしょう。
向かい合い対話をこころ見ると奥からは少しひんやりとした空気が流れて来ました。
境内の中はじんわりとして暖かかったのに、首元にはひやっとするほど涼しい感覚を抱いた。
今このタイミングで無理をするなと言って下さったと思うと私も無理に行くことが申し訳なく思いましたよ。
自粛要請が出ていた前に参拝に行ったということもありましたが確かに境内には人がおりませんでしたし。
漁師の心得を叩き込まれた気分でした笑
良い結果を出すためには身体的な面でも精神的な面でも自分で調整しろ。無理をするときとしないときのタイミングをよく考えろ。
そう言われている気がしました。
本殿だけでなく、末社を含めた全ての場所から言われて少し反省しました。
とはいえこの日は雨予報だったのですが参拝を終えて家に着くまで雨が降らず力を貸して下さったのだろうと思い感謝しながら帰路につきました。
確かに危険な天気の時に漁を推奨しませんよね。
また末社の掛け合いをみてこの土地が発展できたのも予想外の自体が起きたとしてもスサノオが授ける強力な開運、勝負に強い強運が作用するからなのだろうなと思いましたよ。
漁業とくくりましたが、自分の成したいことを完璧に遂げる力を頂ける場所だと思えます!
■■■【御朱印】■■■
中央に書かれている鳥が可愛いですよね。
■■■【まとめ】■■■
神社としての派手さはありませんが、誠実さ生き方の真面目さを感じさせる素敵な神社でした。
個人的には手水舎に掘られた獅子が素敵だったな